明日は我が身の備忘録(あすびぼ)

自分向け備忘録です。頻繁に更新は難しいでしょうね

秋月のRX220のマイコンボードにCOMで書き込む

秋月電子で販売されているルネサスのRX220マイコンを使ったマイコンボードがある。価格は¥1300なので、性能対費用としてはSTMマイコン等のarm系マイコンに比べて低い。このマイコンボードにプログラムを書き込む方法を書いてみる。

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akizukidenshi.com 通販コード K-08769

ただ、ユーザーズマニュアルが日本語でAPI等の情報も日本語なので、とっつきやすいのでよく使っている。 しかし、このマイコンボードで面倒なのが書込み用の端子であるP26とP30にRS-232CレベルコンバータIC:ADM3202ARUが実装されているのだ。このICのせいで直接書き込もうとすると書き込めない

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裏側についているICがレベルコンバータ

秋月さん、パソコンにRS232C端子はついてないし5m以上離れたマイコンに書き込む事もないので、このICは要らないのだが...。

というわけでTTLレベルで書き込む場合はこのICを外す必要がある。 ちなみに私はパソコンとの通信に秋月で販売している「超小型USBシリアル変換モジュール」を使用している。小型で¥600と比較的安価で重宝している。3.3V出力5Vトレラントだが5Vで動いてるマイコンと通信は正常にできる。ただし、付属するピンヘッダは細ピンなので、QIコネクタ等に差す場合は4ピンのピンソケットをはんだ付けすると調子が良い。 f:id:kirikoshokunin:20180714152658j:plain

マイコンのP30にTXD、P26にRXDを接続し、MD端子にLowを入力すると書き込める。シリアル変換器のRXDはTXDに、TXDはRXDにクロスで接続することが大事。

私はRenesasFlashProgrammerを使用して書込みを行っている。 f:id:kirikoshokunin:20180714164450p:plain COMポートはUSBシリアル変換器を選択する