明日は我が身の備忘録(あすびぼ)

自分向け備忘録です。頻繁に更新は難しいでしょうね

重い腰を上げて8周遅れのArduino2(Analog入力)

 前回環境を構築したArduinoUNOのアナログ入力、シリアルモニタ・プロッタを使ってみる。

アナログ入力をUSB経由でPC画面出力

サンプルプログラムを起動

 アナログ入力をUSB経由でPCに入力して画面に出力するサンプルプログラムを実行する。 まず、ArduinoIDEを起動して

ファイル➡スケッチ例➡01.Basic➡AnalogReadSerial をクリック(下画面)  

f:id:kirikoshokunin:20210317202534p:plain:w300
スケッチ例"AnalogReadSerial"を選択

 AnalogReadSerialを起動したら下の様な画面が起動する。

f:id:kirikoshokunin:20210317202812p:plain:w300
AnalogReadSerial初期画面

上部のコメントアウトには下のような内容が書かれてる。(だいぶ意訳)

Pin0のアナログ入力を読んで結果を出力するシリアルモニター。

グラフィカルに表示した場合はシリアルプロッターを使って(ツール>シリアルプロッタ)。

ポテンショメータの真ん中のピンをA0に接続して、外側のピンを+5VとGNDにそれぞれ接続して。

説明は下のURL

http://www.arduino.cc/en/Tutorial/AnalogReadSerial

ポテンショメータの配線

 コメントアウトにはポテンショメータの接続方法まで書かれているが、私が持っていた多回転ポテンショメータは抵抗値が100Ωで直接接続したくなかったので下の回路図のように配線した。こうすることでポテンショメータに流れる電流を下げることができ、線形性も向上する。因みに回路設計でポテンショメータ、半固定抵抗も下の回路図のほうが望ましい。それは、ポテンショメータの抵抗被膜が擦れて導通が不安定になったときVCC側に張り付くからだ。そのためポテンショメータの配置をGND側かVCC側か決めるときはシステムとして安全な方を考えて配置したほうが良い。

f:id:kirikoshokunin:20210317211554p:plain:w100
ポテンショメータ回路図

 実際に配線した様子が下の写真だ。

f:id:kirikoshokunin:20210317204240j:plain:w300
AnalogReadSerial配線写真

実行とシリアルモニタの起動

 配線作業が終了したら、スケッチを実行してシリアルモニタを起動する。 シリアルモニタはArduinoからUSB経由で送られてきた文字データを出力するソフトでセンサ入力やデバッグ中に役に立ちそう。

ツール➡シリアルモニタ をクリック(下画面)

f:id:kirikoshokunin:20210317204636p:plain:w300
シリアルモニタを起動

 今回はプログラム上の”Serial.println(sensorValue)”という箇所で送信処理をしている。sensorValueは”sensorValue = analogRead(A0)”でA0のアナログデータが代入されているので結果としてシリアルモニタにはA0のアナログ入力が出力される。  ArduinoUNOには10bitADCが搭載されているので、このアナログ入力は0~1024の値範囲をとる。

f:id:kirikoshokunin:20210317205004p:plain:w300
シリアルモニタ画面

シリアルモニタを使ってみた動画


重い腰をあげて8周遅れのArduino シリアルモニタ

シリアルプロッタを使ってみる

 次にコメントアウトで紹介されていたシリアルプロッタを使用してみる。シリアルモニタと同様に起動する。

ツール➡シリアルプロッタ をクリック(下画面)

f:id:kirikoshokunin:20210317205150p:plain:w300
シリアルプロッタを起動

 起動するとアナログ入力の値がリアルタイムでグラフ化される。表示は縦軸にアナログ入力の値、横軸は時間で右から左に波形が流れていく。

f:id:kirikoshokunin:20210317205246p:plain:w300
シリアルプロッタの画面

 シリアルプロッタの動画


重い腰を上げた8周遅れのArduino シリアルプロッタ

 今回はArduinoUNOのアナログ入力の方法とシリアル出力、シリアルモニタ・プロッタの機能を確認できた。これらは開発初期段階のデバッグやデバイスとの通信確認に使えそうだ。

次回記事

kirikoshokunin.hatenablog.com

前回記事

kirikoshokunin.hatenablog.com