Raspberry pi Pico ADCを使う(Windows + VSCode)
今回は、マイコン触りはじめの定番のADC(Analog to digital converter)を使用してみる。前回のタイマ割り込みのプロジェクトにADCの機能を追加実装する。
目次
Raspberry pi PicoのADC
Raspberry pi Picoの12-bit 500[ksps]のADCが3つ搭載されている。
ADC端子は下図のようにGPIO26~GPIO28にADC機能が接続されている。ADC入力端子が3つしかないので、各種アナログセンサを接続するには向いていない。I2CやSPI出力のセンサを選定するか、外付けADCを使用するほうがよい。
CMakeLists.txtの変更
ADCの機能を使用するためにpico-sdkを使用するので、adc.hをincludeする必要がある。
そのため、CMakeLists.txtのtarget_link_librariesにhardware_adcを追加する。
target_link_libraries(my_project pico_stdlib hardware_gpio hardware_adc )
変更したCMakeLists.txtを下に示す。
ソースコードの変更
実行結果
書き込んで実行するとLチカをしながらUSB経由でAD入力をPCに出力する。
TeraTarmで送信されてきた文字列を下に示す。