Raspberry Pi Pico を使ってみる(回路とLチカ)
マルツでRaspberry Pi Picoが売っていたので購入したので使ってみる。しかし、Windowsでの開発環境等の情報が少ないので今回は回路図等をみて配線をどうするべきか見てみる。
引用元:https://www.raspberrypi.org/documentation/rp2040/getting-started/#board-specifications
電源端子などをどう接続してよいのか名前だけだとよく分からないので端子ごとに説明する。
Raspberry Pi Pico 電源端子等
Raspberry pi Pico を使うときにどの端子に電源を供給されるかがぱっと見でわからないので、電源系端子についてまとめてた。
結論、VSYSに+5.5~1.8Vを供給してGND端子のいずれかに外部電源GNDを接続するだけでよい。
VBUS:
USBから供給される電圧を出力する端子。USBが接続されていると5 Vが供給される。
VSYS:
メインシステム用の電源供給する端子。1.8~5.5Vの範囲で供給する。RP2040には3.3Vレギュレータを介して供給される。VBUSにはダイオードを介して接続されているので、5.5Vを供給してもVBUS側には供給されない。
3V3_EN:
3.3VレギュレータのEnable端子に接続されている端子。基板上でVSYSにプルアップされているので、通常動作させる際は端子を開放する。逆にレギュレータをDisableにしたいときはGNDに落とす。
ADC_VREF:
ADCのリファレンス電圧供給用端子。正確なADC値が欲しいときはこの端子にADC用の正確な3.3Vを供給する。基板上で抵抗を介して3.3Vレギュレータに接続されているのでこの端子に3.3V を供給しなくてもADCは動作できる。
AGND:
ADC用グランド端子。他のGND端子と回路図上区別はされていない。ADC_VREFを供給する際にこの端子を使用して電圧リファレンスIC等のGNDと接続する。
RUN:
RP2040のEnable端子に接続されている端子(リセット端子)。RP2040の内部でプルアップされているので、リセットする際はGNDに落とす。
LED:
GPIO25: 基板上でLEDのアノード側に接続されている端子。
Lチカ(コンパイル済みファイルを書き込み)
Raspberry Pi PicoをPCに接続
Raspberry Pi PicoのBOOTSELスイッチを押しながらUSBを接続する。これをしないと、すでにプログラムが書き込まれていたらプログラムが実行されて書き込むことができない。
Raspberry Pi Picoにプログラムを書き込む
Raspberry Pi PicoをPCに接続したらエクスプローラーで”RPI-RP2”というデバイスが認識されるので、ここにUF2ファイルをドラッグアンドドロップをする。
ドラッグアンドドロップをしたらすぐにプログラムが実行される。